ビジネスアナリスト(BA)のスキル3選

ビジネスアナリストには多くのスキルが求められます。
BABOKでも、アナリティカル・シンキング、コミュニケーション、ファシリテーション、ネゴシエーション、システム思考、ビジネス知識など、幅広いコンピテンシーが挙げられています。
実務でも状況に応じて必要なスキルは変わります。
ただ、あえて絞るなら、ビジネスアナリストの本質を最も表すのは次の3つだと思います。
① 問いを設計する力
ビジネスアナリストの仕事は、答えを出すことから始まりません。
まず「何を決めるべきか」「何が課題なのか」という問いを定義することから始まります。
問いが曖昧なままでは、どれだけ議論しても前に進みません。
議論の質は、問いの質で大きく変わります。
この「問いを設計する」という役割は、意思決定の前提を整える
ビジネスアナリストならではの領域です。
② 構造化して整理する力
プロジェクトでは、情報や意見は整理されない形で出てきます。
そのままでは意思決定に使えません。
論点を整理し、選択肢を設計し、影響を明確にする。
判断できる形に整えることが必要です。
ビジネスアナリストという名前の通り、
分析して整理し、構造化して示す力は中核となるスキルです。
③ 合意を設計する力
意思決定は、正しさだけでは進みません。
関係者が納得し、実行可能な形になって初めて前に進みます。
異なる立場や利害を整理しながら、
現実的に合意できる落としどころを設計する。
結論を出すのではなく、決められる状態を整える。
この点においても、ビジネスアナリストの役割には独自性があります。
■まとめ
BABOKが示すように、ビジネスアナリストには多様なスキルが必要です。
ただ、その中心にあるのは
- 問いを設計する力
- 構造化して整理する力
- 合意を設計する力
この3つではないでしょうか。
ビジネスアナリストの価値は、知識の量ではなく、
意思決定を支える力にあります。

